コラム
Webサイトと色彩心理学の関係性(2019年5月30日配信)
クロスメディア部
◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
色彩心理学を利用して、一歩進んだWebサイトのブランディングを実践しよう
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色彩心理学とは……
色彩の人間に与える影響を研究した学問。
「色によって喚起される感情が異なる」と言われています。
色彩心理学をWebサイトに応用すると、
例えば、ターゲット層の嗜好に合わない色彩を使用した場合、
コンバージョン率が下がる可能性があります。
色彩が人の行動に与える影響の例として、工事現場などで見られる
「トラロープ」配色があります。
黄色×黒のトラロープの配色は、人間に危険なイメージを抱かせ、
注意を促す効果があると言われています。
配色にはそれぞれ多様な効果があり、
人々の行動への影響が研究されています。
また複数の研究において、
人は、最初に製品を見てから90秒以内に
購買に関して潜在的な判断を下していることが示唆されています。
その判断の実に90%近くが、色のみを判断基準としているそうです。
加えて、ある調査では
84.7%の人が購買理由の判断基準に色彩を挙げていたり、
80%の人が、色彩はブランド認知への影響があると感じているという調査結果もあります。
これらのことから、
色彩が購買に与える影響の大きさが理解できます。
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□各色の効果・作用
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各色の効果の例を挙げてみますと、以下のような作用があると言われています。
・赤=食欲増進などのように各種五感が研ぎ澄まされる(興奮状態)
・青=落ち着きを感じさせ、冷静な判断へとつながる(安心感)
・黄色=希望や好奇心を感じさせ、活動性を導きだす(明朗)
・白または無色=緊張感を引きだす(冷たさ・孤独感)
・黒=存在感の強調による威圧感(高級感・圧倒的)
「2019年の色」として現在注目されているのは、
Living Coral(リビングコーラル)という名前の色。
海中の青色の世界に、鮮やかさをもたらすサンゴのようなピンク色です。
自然・癒やし・暖かみのある、
今年の流行を感じられる色合いとなっています。
その他、同系のイメージのTurkish Sea(ターキッシュシー)・
Turtles green(タートルグリーン)・
Vibrant Yellow(ビブラントイエロー)などがあります。
上記に沿ったものは美しく、またそれはサイトの利用しやすさに繋がります。
ユーザビリティの高いサイトでは、集客に効果があると同時に、
販売サイトでは、購入率を高める効果が狙えそうです。
ですが、もちろんWebサイトづくりは、
色彩心理学を利用した見た目の良いサイトを作るだけが
大切なことではありません。
しかし、あまりに機能ばかりを優先させてしまうと、
つまらないものになってしまいます。
問題は、双方のバランスにあるといえるでしょう。
まず、自社やサービスのブランド認知・ブランド評価に対する考えを
ベースにして、色彩心理学を取り入れると効果的です。
大事なことは、見やすさ、わかりやすさ、伝えたいものがなにかということ。
これらを大切にして、色彩心理学を活用してはいかがでしょうか。
弊社クロスメディア部もお役に立てますので、お気軽にご連絡ください。
▼参考
コンテンツマーケティングによる色彩心理学【NewsCred Insights】
https://insights.newscred.jp/psychology-colors-content-marketing
色彩と心理の関係-「配色」をブランディングに活かそう!【DigitalMarktingblog】
https://digitalidentity.co.jp/blog/creative/color-psychology.html
▼参考図書
デザインを科学する/ポーポーポロダクション/SBクリエイティブ株式会社