コラム
フォーム完了率(コンバージョン)の計測で、ユーザーのニーズが把握できる!?(2019年4月25日配信)
クロスメディア部
◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
フォーム完了率を測ってみると、思わぬ問題が見つかるかも!?
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お問い合わせページやユーザー登録など、
ユーザーが入力するフォームが、Webサイトのなかに必ずひとつは存在すると思います。
そのフォームがどの程度使用されていて、
どれだけの人が最後まで入力しているのかを計測するのが「フォーム完了率」です。
フォーム完了率の調べ方は簡単。
フォームのページを表示した数と、問合せやユーザー登録完了した数を比較するだけ。
メールフォームを作成できるWebサービスなどでは、完了率を計測してくれるものもあるようです。
フォーム完了率が100%であれば、
誰もが最後までフォームを入力して、迷いなく問い合わせができているということになりますが、
一般的にこの数値は20~30%程度のようです。
つまり70%~80%程度のユーザーは入力したいと思っても、何らかの問題があり、
フォームを完了まで入力せずに離脱してしまっていることになります。
これではユーザーの要望がわからず、
せっかくのチャンスも取りこぼしてしまっているかもしれません。
フォーム完了率が良くなることで、ユーザーの気持ちを把握できたり、
サービスの利用率も向上したりするので、改善すべき重要なポイントだと言えます。
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□フォーム入力を完了しない理由
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フォームを最後まで入力しない(できない)のは、いくつかの理由があります。
それぞれ自分でも思い当たる点があるのではないでしょうか。
・入力項目が多すぎる
・入力したくない項目を入力しなければならない
・注意書きが多いので、読むことで集中力が妨げられる
・エラーが多い(数値の半角・全角など)
・ユーザビリティの低い入力規則がある
(電話番号に「-」を付ける、氏名の間に全角スペースを入れるなど)
入力項目が多いと感じるのは、
フォームを入力する目的・結果が伝わっていないことに原因があると考えられそうです。
ユーザー登録フォームの場合、どんな情報が最低限必要なのかをきちんと検討する。
お問い合わせフォームの場合は、氏名・返信用メールアドレス・お問い合わせ内容の3つがあれば
基本的に問題がないはずです。
そこから、何を追加しなければいけないのかを検討すべきで、
「ついでにこんな情報を知りたい」と、アンケートなどを追加したりすると、
離脱率が上がる要因のひとつとなってしまいます。
このように、フォームの項目を改めて見直すことで、
それまで見えてこなかったサイトの問題点や会社への要望が、直接届くようになります。
改善後は定期的に完了率を測定し、
何度も小さな実験を繰り返して、完了率を向上させることで、
本当に入力しやすいフォームを目指すことが必要です。
弊社ではフォーム改善にもお役に立てますので、お気軽にご連絡ください。
萩原印刷株式会社 クロスメディア部
▼参考
フォーム完了率 | Web解析のためのKPI大全 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2011/05/10/9724/page/16
【Webコンサルは眠らない】駆け出しWeb担当 ひかりのPDCA相談 第2話
| BACKYARD デジタルマーケティングNEWS | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/03/12/32089
入力フォーム改善でCV率1.6倍!成果を上げる18のテクニック|LISKUL
https://liskul.com/wm_formcv16x18-3786