コラム
萩原印刷メルマガ
One to Oneマーケティングとマーケティングオートメーション(2017年07月03日配信)
クロスメディア部
◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
One to Oneマーケティングとマーケティングオートメーション
—————————————————————————-
消費者の生活スタイルや趣味嗜好の多様化によって、
あらためて「One to Oneマーケティング」が注目されています。
One to Oneマーケティングとは、
「一人ひとりの消費者のニーズや購買履歴に合わせて、
個別に展開するマーケティング」
です。
言葉からは何となく「そういうものかな」とイメージできても、
実際に何をどうしたらいいのか、
実際に行っている施策が適切かどうかについて、
判断に迷うことが多いのではないでしょうか。
ここで、ウィキペディアの説明を抜き出してみます。
「企業がマーケティング活動を行っていく際に、
顧客一人ひとりの趣向や属性などを基とした上で、
顧客に対して個別にマーケティングを行っていくという方法。
パーソナライズドマーケティングと同義、
パーソナライゼーションとも、ほぼ同義である。」
従来のような、たくさんの人を対象にするマスマーケティングではなく、
顧客一人ひとりにパーソナライズされたマーケティングである、
ということです。
とはいえ、顧客それぞれに別々のアプローチするのは、
実際にはとても時間と労力がかかるため、
多くの企業にとっては簡単に実現できる話ではありません。
そこで、ビックデータの活用やAI(人工知能)など、
ここ数年で大きく進歩したテクノロジーの力を借りて、
マーケティング活動を自動化しようという動きが活発になっています。
このことを「マーケティングオートメーション」といいます。
具体的には、ウェブサイトにオートメーション用のしくみを導入し、
顧客それぞれに適切な情報を適切なタイミングでを届けることで、
商品やサービスの購買率を大きく高める方法です。
つまり、One to Oneマーケティングという古くからある言葉は、
ITの進展とマーケティングオートメーションによって現実のものとなり、
いっそう大きな成果を追求できる時代になっているのです。
▼参考
ワントゥワンマーケティング | ウィキペディア
https://goo.gl/Zrn1CL
—————————————————————-
□ マーケティングオートメーションのしくみ
—————————————————————-
マーケティングオートメーションでは、
どのように顧客を特定しているのかというと、
一般的にはブラウザの「Cookie(クッキー)」という機能を利用しています。
顧客がサイトを訪問した際、
サイト側でCookieという情報をブラウザにセットすることで、
行動履歴が記憶できるようになります。
たとえば、初回訪問と2回目に訪問したユーザーには、
それぞれに異なるページを表示したり、
過去に見たページの履歴を表示したりと、
顧客ごとに提供する情報を変えることができます。
また、メールを送るタイミングやメールに含める内容も、
上記のような行動履歴にもとづくことができます。
具体的には、その顧客が前回購入したときの曜日や時間の少し前に、
関連商品やおすすめ商品の情報をメールを送ることで、
生活サイクルや購買意欲が高まるタイミングに合わせて、
適切な情報を届けることができるのです。
—————————————————————-
□ One to Oneマーケティングの3つの切り口
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それでは、One to Oneマーケティングの具体的な切り口を3つ紹介します。
●レコメンデーション(おすすめ情報)
Amazonの関連商品表示などが有名です。
すでに買った商品や調べた商品の関連商品をおすすめしてくれる機能です。
実際に、おすすめされた本を購入したり、
ケーブル類や消耗品を「ついで買い」した経験がある方が
多いのではないでしょうか。
レコメンデーションのしくみを実現するには、
確率推論モデルを使った複雑な方法から、
それこそスタッフ自らが選んで掲載する方法まで、たくさんあります。
●リマインド
たとえば、ある消耗品を購入した顧客は、一定期間後、
また同じ商品を購入してくれる可能性があります。
また、これはレコメンデーションと同様のアプローチですが、
同じ商品ではなくても、似たカテゴリーの新商品や、
本でいえば同じ作家の作品なども、興味を持ってくれる可能性があります。
このような商品をメールをお知らせしたり、
ログイン後のページに表示するとよいでしょう。
●リマーケティング
一度見たことがある商品に関する情報を、コンテンツとして表示する機能です。
リターゲティングとも呼ばれ、
リスティング広告などの分野でもよく利用されているマーケティング手法です。
一度では購入を決定しなかった商品も、二度、三度と目にすることで、
購買意欲が高まる傾向があります。
—————————————————————-
以上、One to Oneマーケティングとマーケティングオートメーションについて、
具体例などもまじえて説明しました。
これからもまだまだダイナミックに展開していく分野ですので、
継続的に興味を持ち、情報に接していただくきっかけになれば幸いです。
▼参考
顧客ひとりひとりに寄り添う「One to Oneマーケティング」の最新事例
| 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2017 Spring
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/06/12/25793
▼参考
One to Oneマーケティングとは?成功例と4手法まとめ|LISKUL
http://liskul.com/one-to-onemarketing-13202
▼参考
One to Oneマーケティングで顧客ロイヤリティを向上!マーケティングオートメーション導入事例
|MarkeZine(マーケジン)
http://markezine.jp/article/detail/22275
萩原印刷株式会社 クロスメディア部
One to Oneマーケティングとマーケティングオートメーション
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消費者の生活スタイルや趣味嗜好の多様化によって、
あらためて「One to Oneマーケティング」が注目されています。
One to Oneマーケティングとは、
「一人ひとりの消費者のニーズや購買履歴に合わせて、
個別に展開するマーケティング」
です。
言葉からは何となく「そういうものかな」とイメージできても、
実際に何をどうしたらいいのか、
実際に行っている施策が適切かどうかについて、
判断に迷うことが多いのではないでしょうか。
ここで、ウィキペディアの説明を抜き出してみます。
「企業がマーケティング活動を行っていく際に、
顧客一人ひとりの趣向や属性などを基とした上で、
顧客に対して個別にマーケティングを行っていくという方法。
パーソナライズドマーケティングと同義、
パーソナライゼーションとも、ほぼ同義である。」
従来のような、たくさんの人を対象にするマスマーケティングではなく、
顧客一人ひとりにパーソナライズされたマーケティングである、
ということです。
とはいえ、顧客それぞれに別々のアプローチするのは、
実際にはとても時間と労力がかかるため、
多くの企業にとっては簡単に実現できる話ではありません。
そこで、ビックデータの活用やAI(人工知能)など、
ここ数年で大きく進歩したテクノロジーの力を借りて、
マーケティング活動を自動化しようという動きが活発になっています。
このことを「マーケティングオートメーション」といいます。
具体的には、ウェブサイトにオートメーション用のしくみを導入し、
顧客それぞれに適切な情報を適切なタイミングでを届けることで、
商品やサービスの購買率を大きく高める方法です。
つまり、One to Oneマーケティングという古くからある言葉は、
ITの進展とマーケティングオートメーションによって現実のものとなり、
いっそう大きな成果を追求できる時代になっているのです。
▼参考
ワントゥワンマーケティング | ウィキペディア
https://goo.gl/Zrn1CL
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□ マーケティングオートメーションのしくみ
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マーケティングオートメーションでは、
どのように顧客を特定しているのかというと、
一般的にはブラウザの「Cookie(クッキー)」という機能を利用しています。
顧客がサイトを訪問した際、
サイト側でCookieという情報をブラウザにセットすることで、
行動履歴が記憶できるようになります。
たとえば、初回訪問と2回目に訪問したユーザーには、
それぞれに異なるページを表示したり、
過去に見たページの履歴を表示したりと、
顧客ごとに提供する情報を変えることができます。
また、メールを送るタイミングやメールに含める内容も、
上記のような行動履歴にもとづくことができます。
具体的には、その顧客が前回購入したときの曜日や時間の少し前に、
関連商品やおすすめ商品の情報をメールを送ることで、
生活サイクルや購買意欲が高まるタイミングに合わせて、
適切な情報を届けることができるのです。
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□ One to Oneマーケティングの3つの切り口
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それでは、One to Oneマーケティングの具体的な切り口を3つ紹介します。
●レコメンデーション(おすすめ情報)
Amazonの関連商品表示などが有名です。
すでに買った商品や調べた商品の関連商品をおすすめしてくれる機能です。
実際に、おすすめされた本を購入したり、
ケーブル類や消耗品を「ついで買い」した経験がある方が
多いのではないでしょうか。
レコメンデーションのしくみを実現するには、
確率推論モデルを使った複雑な方法から、
それこそスタッフ自らが選んで掲載する方法まで、たくさんあります。
●リマインド
たとえば、ある消耗品を購入した顧客は、一定期間後、
また同じ商品を購入してくれる可能性があります。
また、これはレコメンデーションと同様のアプローチですが、
同じ商品ではなくても、似たカテゴリーの新商品や、
本でいえば同じ作家の作品なども、興味を持ってくれる可能性があります。
このような商品をメールをお知らせしたり、
ログイン後のページに表示するとよいでしょう。
●リマーケティング
一度見たことがある商品に関する情報を、コンテンツとして表示する機能です。
リターゲティングとも呼ばれ、
リスティング広告などの分野でもよく利用されているマーケティング手法です。
一度では購入を決定しなかった商品も、二度、三度と目にすることで、
購買意欲が高まる傾向があります。
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以上、One to Oneマーケティングとマーケティングオートメーションについて、
具体例などもまじえて説明しました。
これからもまだまだダイナミックに展開していく分野ですので、
継続的に興味を持ち、情報に接していただくきっかけになれば幸いです。
▼参考
顧客ひとりひとりに寄り添う「One to Oneマーケティング」の最新事例
| 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2017 Spring
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/06/12/25793
▼参考
One to Oneマーケティングとは?成功例と4手法まとめ|LISKUL
http://liskul.com/one-to-onemarketing-13202
▼参考
One to Oneマーケティングで顧客ロイヤリティを向上!マーケティングオートメーション導入事例
|MarkeZine(マーケジン)
http://markezine.jp/article/detail/22275
萩原印刷株式会社 クロスメディア部