コラム
萩原印刷メルマガ
Google検索のアルゴリズム変更で、日本語検索の精度が向上(2017年02月27日配信)
クロスメディア部
◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Google検索のアルゴリズム変更で、日本語の検索精度が向上
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2月3日に、日本語向けGoogle検索のアルゴリズム変更が発表されました。
▼参考
日本語検索の品質向上にむけて|Google ウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html
今回の変更点は「ウェブサイトの品質の評価方法」が焦点です。
上記の記事では「品質」について詳細には説明されていませんが、
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社が運用していた
医療系情報サイト「WELQ(ウェルク)」などのキュレーションサイトの
信頼性問題が、この変更の引き金になったと見られています。
キュレーションサイトは、
インターネット上の情報の「まとめ記事」を掲載するサイトです。
有名なものでは、Twitterのつぶやきをまとめ「Togetter」や、
NAVER社による「NAVERまとめ」があります。
他のサイトで言及されている内容を勝手にまとめて(引用して)
公開するしくみであり、以前から問題視する声はありました。
ただ、必要な情報をムダなく見られるため、ユーザーには好評であり、
検索エンジンからの評価も総じて高いといえます。
—————————————————————-
□ WELQの何が問題だったのか
—————————————————————-
WELQは、引用で構成されていることがわかりにくく、
オリジナルの記事のように見えた(見せていた)ことや、
一部の記事が著作権に抵触していたり、明らかに事実と異なったり、
裏づけのない内容であったことが問題でした。
多くのキュレーションサイトは、記事を量産し、
アクセス(ページビュー数)を増やすことで、
媒体の広告価値を高めるビジネスモデルです。
したがって、どうしても「質より量」の運営体制になってしまいがちです。
SEOの面でも、WELQは考え抜かれたサイト設計やページ構成でした。
さらに、検索順位決定の一要素と考えられる「検索ユーザーの行動」にまで
対策を施していたことが、上位表示が達成できていた理由と考えられます。
Googleは明言していませんが、現在の順位決定の要素には、
検索結果画面でのクリック、頻繁な再訪問などが含まれていると考えられ、
WELQはこのような操作を組織的に実施していた可能性が高いのです。
WELQは医療がテーマであったため、
自殺を考えている人を広告に誘導する手法の是非や、
薬事法違反の可能性を指摘されたことが話題となりました。
結果として、同様の手法で運営されていたであろうDeNAグループの
他のキュレーションサイトまでが、公開停止となりました。
この流れを受けて、縮小・休止するキュレーションサイトが出てきています。
今回のGoogleアルゴリズムの変更が、
日本の一部のキュレーションサイトだけに影響するのか、
検索結果全体に及ぶのかは不明です。
ひとついえるのは、倫理観やモラルを欠いたサイト運営が、
不正確な情報でユーザーを混乱させるだけでなく、
会社やブランドに大きなダメージを与える可能性があることが、
今回の問題で明らかになった、ということです。
正確で有益なコンテンツを提供するよう、
わたしたちひとり一人に、いっそうの心がけが求められています。
—————————————————————-
□ モバイルファーストインデックスで、スマホ対応がますます重要に
—————————————————————-
2017年中には、Google検索がモバイルファーストインデックス(MFI)に
生まれ変わる予定です。
検索順位決定のために、スマートフォン版のサイトを主、
パソコン版のサイト(コンテンツ)を従として評価するのがMFIです。
MFI導入までにスマホに対応していないサイトは、順位が大幅に下がり、
検索エンジンからの集客が大幅に減る可能性があります。
検索エンジンは常に変化し続けており、
わわわれの対策もこれで完璧ということはありません。
ただし、ここ数年のアルゴリズム変更に一貫しているのは、
SEOではなく、SXO(Search Experience Optimization)、
つまり、ユーザーの検索体験の最適化のため、ということです。
日ごろから、サイト設計やコンテンツを見直し、改善すること、
そして、ユーザーに有益な情報を提供しようと努めることが、
とても大切な時代になっています。
萩原印刷株式会社 クロスメディア部
Google検索のアルゴリズム変更で、日本語の検索精度が向上
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2月3日に、日本語向けGoogle検索のアルゴリズム変更が発表されました。
▼参考
日本語検索の品質向上にむけて|Google ウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html
今回の変更点は「ウェブサイトの品質の評価方法」が焦点です。
上記の記事では「品質」について詳細には説明されていませんが、
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社が運用していた
医療系情報サイト「WELQ(ウェルク)」などのキュレーションサイトの
信頼性問題が、この変更の引き金になったと見られています。
キュレーションサイトは、
インターネット上の情報の「まとめ記事」を掲載するサイトです。
有名なものでは、Twitterのつぶやきをまとめ「Togetter」や、
NAVER社による「NAVERまとめ」があります。
他のサイトで言及されている内容を勝手にまとめて(引用して)
公開するしくみであり、以前から問題視する声はありました。
ただ、必要な情報をムダなく見られるため、ユーザーには好評であり、
検索エンジンからの評価も総じて高いといえます。
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□ WELQの何が問題だったのか
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WELQは、引用で構成されていることがわかりにくく、
オリジナルの記事のように見えた(見せていた)ことや、
一部の記事が著作権に抵触していたり、明らかに事実と異なったり、
裏づけのない内容であったことが問題でした。
多くのキュレーションサイトは、記事を量産し、
アクセス(ページビュー数)を増やすことで、
媒体の広告価値を高めるビジネスモデルです。
したがって、どうしても「質より量」の運営体制になってしまいがちです。
SEOの面でも、WELQは考え抜かれたサイト設計やページ構成でした。
さらに、検索順位決定の一要素と考えられる「検索ユーザーの行動」にまで
対策を施していたことが、上位表示が達成できていた理由と考えられます。
Googleは明言していませんが、現在の順位決定の要素には、
検索結果画面でのクリック、頻繁な再訪問などが含まれていると考えられ、
WELQはこのような操作を組織的に実施していた可能性が高いのです。
WELQは医療がテーマであったため、
自殺を考えている人を広告に誘導する手法の是非や、
薬事法違反の可能性を指摘されたことが話題となりました。
結果として、同様の手法で運営されていたであろうDeNAグループの
他のキュレーションサイトまでが、公開停止となりました。
この流れを受けて、縮小・休止するキュレーションサイトが出てきています。
今回のGoogleアルゴリズムの変更が、
日本の一部のキュレーションサイトだけに影響するのか、
検索結果全体に及ぶのかは不明です。
ひとついえるのは、倫理観やモラルを欠いたサイト運営が、
不正確な情報でユーザーを混乱させるだけでなく、
会社やブランドに大きなダメージを与える可能性があることが、
今回の問題で明らかになった、ということです。
正確で有益なコンテンツを提供するよう、
わたしたちひとり一人に、いっそうの心がけが求められています。
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□ モバイルファーストインデックスで、スマホ対応がますます重要に
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2017年中には、Google検索がモバイルファーストインデックス(MFI)に
生まれ変わる予定です。
検索順位決定のために、スマートフォン版のサイトを主、
パソコン版のサイト(コンテンツ)を従として評価するのがMFIです。
MFI導入までにスマホに対応していないサイトは、順位が大幅に下がり、
検索エンジンからの集客が大幅に減る可能性があります。
検索エンジンは常に変化し続けており、
わわわれの対策もこれで完璧ということはありません。
ただし、ここ数年のアルゴリズム変更に一貫しているのは、
SEOではなく、SXO(Search Experience Optimization)、
つまり、ユーザーの検索体験の最適化のため、ということです。
日ごろから、サイト設計やコンテンツを見直し、改善すること、
そして、ユーザーに有益な情報を提供しようと努めることが、
とても大切な時代になっています。
萩原印刷株式会社 クロスメディア部