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いよいよスマートフォンがWebの中心に。Googleが発表したMFIとは?(2016年11月29日配信)

クロスメディア部

◎ コラム ◎ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いよいよスマートフォンがWebの中心に。Googleが発表したMFIとは?
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Zenith社の「モバイル広告予測」という調査によれば、
世界の主要60か国のインターネット利用に占めるスマートフォンの割合が、
2016年に68%となり、パソコンをとうとう追い越しました。

2017年には75%、2018年には79%にまで拡大すると予想されています。
本格的なモバイルファーストの時代が訪れたといえるでしょう。

▼参考
2017年にはインターネット利用の75%はモバイル経由に(Zenith社調査)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000022304.html
2016年11月、Googleは利用者の大部分がスマートフォンになったことを重視し、
検索順位決定のしくみを大幅に見直すと発表しました。

この見直しは「MFI(Mobile First Index)」と呼ばれます。

Googleはこれまで、パソコン向けコンテンツを主、
スマートフォン向けコンテンツを従として評価してきましたが、
この関係を逆転させ、スマートフォンを主とすることになりました。

現時点でレスポンシブWebデザインを採用しているなど、
スマートフォン対応がきちんと行われていれば、
大きな問題はないでしょう。

一方、パソコンとスマートフォンでコンテンツに大きな違いがあるサイトは、
改善の余地があると考えられ、実際に検索順位にも影響があるかもしれません。

具体的には、モバイル向けコンテンツの充実度が、
パソコン向けよりも明らかに劣る場合や、
非表示にしている部分が多いサイトは、検索順位が下がる可能性があります。

Googleがスマートフォンを優先するという発表は、
実は今回が初めてではありません。

2014年11月には、モバイル検索での結果画面に「スマホ対応」ラベルを
表示するようになりました(ただし、現在では廃止)。

2015年4月には、モバイルフレンドリーアルゴリズムが導入され、
スマートフォンに対応しているページは、
検索結果のランキング上、有利に扱われるようになっています。

さらに、今年の8月には、広告などのポップアップが大きく表示され、
元のページが見られないようなスマートフォン向けページの
検索順位を下げると発表しました(2017年1月から実施)。

▼参考
Google、コンテンツを隠すポップアップを表示する
Webサイトの検索ランクを下げると発表 – ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/24/news078.html
さて、自社サイトのスマートフォン対応状況は、
Googleの以下のサービスでチェックするのがおすすめです。

・モバイルフレンドリーテスト
 https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/?hl=ja
・Mobile Website Speed Testing Tool
 https://testmysite.thinkwithgoogle.com/
特に後者は、モバイルフレンドリー、スマートフォンでの速度、
パソコンでの速度の3つを、100点満点で診断してくれます。

Google検索でのMFIの導入までには、数か月かかるといわれています。

その間に、スマートフォンサイトの気になる部分をチェックし、
修正することが、より多くのユーザーを獲得できるチャンスとなります。

なお、MFIに関する現時点での詳しい話は、以下をご参照ください。

▼参考
モバイルファーストインデックスで、
まだ明らかになっていない疑問をGoogle社員に独自に質問してきた
https://www.suzukikenichi.com/blog/ama-with-maile-at-stateofsearch/
ぜひもう一度、スマートフォン対応の観点から、
自社サイトを見直してみてはいかがでしょうか。


萩原印刷株式会社 クロスメディア部
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