コラム
萩原印刷クロスメディア部メルマガ vol.017
業界標準「電書協EPUB 3」制作ガイド(2014年5月16日配信)
クロスメディア部
■ コラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
業界標準「電書協EPUB 3」制作ガイド
—————————————————————-
日本の電子書籍フォーマットといえばEPUBが主流です。
EPUBはIDPF(International Digital Publishing Forum)が
策定している電子書籍の標準仕様です。
EPUBは主にXHTML、CSSで構成されるため、
仕様はWebの世界と共通するくらい広範囲にわたります。
そこで、出版社が配信するEPUBの多くは
「電書協EPUB 3 制作ガイド」に沿って作られています。
シンプルな体裁のリフロー型の電子書籍を制作する指針として
策定されたガイドラインで、現時点での最新版は
「ver.1.1.2」(2012年12月26日版)です。
「電書協仕様のEPUB」という言葉を、
日本のEPUBの世界ではよく耳にします。
EPUBの受発注の際に、確認事項として
「電書協のEPUBでお願いします/よろしいですか?」
という感じで、当たり前のように使われています。
またKindle、iBooksについては、
それぞれがガイドラインを公開しているため、
制作者が実際に作るEPUBは「電書協+Kindle+iBooks」のような
仕様に準じたものとなります。
電書協のガイドラインには、制作者向けの仕様以外にも
「リーディングシステムに期待する動作」
というビューアアプリの項目も設けられており、
配信側、制作側にとって非常に現実的な、よいガイドラインです。
各電子書籍ストアでは、オリジナルのEPUB閲覧用の
リーディングシステム(ビューアアプリ)を開発しているため、
それぞれのリーディングシステムで正常に表示されるか否かを
入念にチェックするのは、かなり骨が折れる作業です。
電書協のガイドラインに沿って制作することにより、
ビューアでの表示崩れなどの不具合を事前に避けることができますし、
スタイルシート名の統一も図れます。
決して「電書協の仕様に沿ったEPUBを作らなければ配信できない」
というわけではありませんが、業界標準的に使われている
ガイドラインなので、制作に関わり方はざっくりとでも
内容を理解しておくことをお勧めします。
▼電書協EPUB 3 制作ガイド
http://www.ebpaj.jp/guide.html
▼EPUB制作ガイドとの付き合い方
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1405/09/news035.html
▼Kindleパブリッシング・ガイドラインと日本語サポート補足資料
http://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP.pdf http://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP_appendix.pdf
▼iBookstore Asset Guide 5.1 Revision 1
http://copypaste.sakura.ne.jp/index/myApp/EBookMaker/PDF/iBookstoreAssetGuide5.1Revision1_JPN.pdf
萩原印刷株式会社
クロスメディア部 一同
■ 後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
暑い日に本を読もう!
————————————————————–
今年も5月中旬。もうすでにかなり暑い日が続いており、
体が付いていけるか心配な配信担当者です。。
こんな時、涼しいお部屋で本(電子書籍含)を読むなんて良さそうです。
電子書籍については、EPUBが多くなっており、
業界標準は「電書協仕様のEPUB」という言葉で浸透しているように
電書協のガイドラインを少しでも把握されると作成後の確認が
簡単になりそうですね。
同じ形で皆が作成できるのであれば、修正も検品も簡単なのかなと
思ったりします。
暑い中色々考えているとボーっとしてくる私ですが(笑)
ガイドライン・ルール通りにできる部分もあると考えすぎなくて
仕事をする上で考えなきゃいけないことに集中できる!って思います。
まだまだ暑い日が続きますが、お体に十分お気をつけて
これからの暑い日を乗り切っていきましょう!
クロスメディア部 配信担当
業界標準「電書協EPUB 3」制作ガイド
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日本の電子書籍フォーマットといえばEPUBが主流です。
EPUBはIDPF(International Digital Publishing Forum)が
策定している電子書籍の標準仕様です。
EPUBは主にXHTML、CSSで構成されるため、
仕様はWebの世界と共通するくらい広範囲にわたります。
そこで、出版社が配信するEPUBの多くは
「電書協EPUB 3 制作ガイド」に沿って作られています。
シンプルな体裁のリフロー型の電子書籍を制作する指針として
策定されたガイドラインで、現時点での最新版は
「ver.1.1.2」(2012年12月26日版)です。
「電書協仕様のEPUB」という言葉を、
日本のEPUBの世界ではよく耳にします。
EPUBの受発注の際に、確認事項として
「電書協のEPUBでお願いします/よろしいですか?」
という感じで、当たり前のように使われています。
またKindle、iBooksについては、
それぞれがガイドラインを公開しているため、
制作者が実際に作るEPUBは「電書協+Kindle+iBooks」のような
仕様に準じたものとなります。
電書協のガイドラインには、制作者向けの仕様以外にも
「リーディングシステムに期待する動作」
というビューアアプリの項目も設けられており、
配信側、制作側にとって非常に現実的な、よいガイドラインです。
各電子書籍ストアでは、オリジナルのEPUB閲覧用の
リーディングシステム(ビューアアプリ)を開発しているため、
それぞれのリーディングシステムで正常に表示されるか否かを
入念にチェックするのは、かなり骨が折れる作業です。
電書協のガイドラインに沿って制作することにより、
ビューアでの表示崩れなどの不具合を事前に避けることができますし、
スタイルシート名の統一も図れます。
決して「電書協の仕様に沿ったEPUBを作らなければ配信できない」
というわけではありませんが、業界標準的に使われている
ガイドラインなので、制作に関わり方はざっくりとでも
内容を理解しておくことをお勧めします。
▼電書協EPUB 3 制作ガイド
http://www.ebpaj.jp/guide.html
▼EPUB制作ガイドとの付き合い方
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1405/09/news035.html
▼Kindleパブリッシング・ガイドラインと日本語サポート補足資料
http://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP.pdf http://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP_appendix.pdf
▼iBookstore Asset Guide 5.1 Revision 1
http://copypaste.sakura.ne.jp/index/myApp/EBookMaker/PDF/iBookstoreAssetGuide5.1Revision1_JPN.pdf
萩原印刷株式会社
クロスメディア部 一同
■ 後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
暑い日に本を読もう!
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今年も5月中旬。もうすでにかなり暑い日が続いており、
体が付いていけるか心配な配信担当者です。。
こんな時、涼しいお部屋で本(電子書籍含)を読むなんて良さそうです。
電子書籍については、EPUBが多くなっており、
業界標準は「電書協仕様のEPUB」という言葉で浸透しているように
電書協のガイドラインを少しでも把握されると作成後の確認が
簡単になりそうですね。
同じ形で皆が作成できるのであれば、修正も検品も簡単なのかなと
思ったりします。
暑い中色々考えているとボーっとしてくる私ですが(笑)
ガイドライン・ルール通りにできる部分もあると考えすぎなくて
仕事をする上で考えなきゃいけないことに集中できる!って思います。
まだまだ暑い日が続きますが、お体に十分お気をつけて
これからの暑い日を乗り切っていきましょう!
クロスメディア部 配信担当