コラム
祝 FIFAワールドカップカタール2022 開催中
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4年に一度の世界最大のスポーツの祭典、サッカーFIFAワールドカップカタール2022が11月20日に幕を開けました。
開会式凄かったですね。スタジアムや演出もさることながら、カタールとどういう関係があるのかという気もしますが、BTSのジョングク、ラッパーのリル・ベイビー、俳優のモーガン・フリーマンらが華やかにこの祭典に色どりを添えていました。開会式からワールドクラスです。
その絢爛さにいやが上にも盛り上がってきますが、しかし、それすら余興にすぎません。
これから世界のスーパースターたちの饗宴、この舞台でしか見ることのできないスーパープレーの数々に寝不足になること間違いないでしょう。
ブラジル、フランス、スペイン、ドイツ、イングランド…。それらのスターを見るのも楽しみの一つですが、一番盛り上がるのは、我らが日本代表の活躍に他なりません。
昨夜、グループリーグ初戦の日本対ドイツ戦が行われました。ドイツに勝てる日が今大会だとはいやもう感動です。言葉になりません。この歴史的勝利で日本代表は最高のスタートを切ることが出来ました。
最高の結果は出ました。ですが試合を見てない人はもちろん、見た人でも日本代表って、まだまだ世界と差ががあるんでしょ。なんて思ってませんか。
もちろん実際そうである部分があるのは間違いありません。ドイツ戦も前半から何点取られるんだと思うシーンの連続でした。前半から戦い方を変えた後半の戦術と的確な交代、その中に森保一監督が4年かけた世界に通用するスタイルがあります。
そこで日本代表の注目すべき2つの特徴を素人ながらちょっとご紹介します。
まず1つめの特徴はハイプレスです。難しい用語ではありません。相手がボールを保持したら素早くボールを奪い返し攻撃に転じるという戦術です。
絶え間ないハイプレスは非常にスタミナを使いますが、その分みてる私たちには常に戦いを挑む姿勢が感じられ、その姿に心を揺さぶられます。
ただ、これは90分できませんし、ひとりでプレスをしても意味がありません。質の高いプレスが連動しないと剥がされリスクだけ残りますので、チームとしてどこで仕掛けるかという意識の共有、そして仕掛けてしっかり奪取する個の質が試されます。プレスのスイッチが入った瞬間に注目です。
つぎに2つ目の特徴はビルドアップです。各選手が適切なポジションをとり、GKから繋いで主体的に攻撃をするものです。
後方からドリブル、ワンタッチでつないで、小気味よく敵陣へ入っていくのは、ゴールへの期待を抱かせ息をのむ瞬間です。
ただ、上手く嵌れば良い結果を得られますが、後方から繋ぐのはとてもリスクが高いです。相手を上回っていなければ、自陣のゴールに近い位置でロストしカウンターからのピンチを招くことになるからです。それでもビルドアップに拘るのは、主体的に戦うのが日本代表だとそしてそれが世界に通用すると考えているからでしょう。
ハイプレスとビルドアップ。これが日本代表の磨いてきた武器です。簡単な説明でしたが覚えていただけたでしょうか。
この2つを軸に取り組んできた4年間の集大成をどこまで見せつけ、結果を残せるか見届けたいです。
ベスト8を目標としている日本代表。その中心選手でもある吉田選手は、大会前にこういってました「グッドルーザーよりウイナーになりたい」。有言実行、まずドイツ戦でウイナーになりました。痺れましたね。この言葉を信じて、ベスト8を信じて、熱く応援したいと思います。
知ったような事を書きましたが、たいして日本代表に詳しくありません。そして何も知らなくても問題ありません。
にわかでもいいんです。代表戦しか見ない、いえ代表戦も見ない。それでもいいんです。オリンピックだって普段から各種目を見てる人なんてそうはいません。
4年に一度しかない熱狂に身をまかせ、このイベントを心行くまで楽しみましょう。
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でも、見方を知ればスポーツ観戦はぐっと楽しくなります。
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サッカー店長の戦術入門