コラム

カフェならぬ喫茶店

総務部

200829 みなさんはお気に入りの喫茶店をお持ちでしょうか?
 今は、昔ながらの喫茶店がだんだん少なくなり、チェーン展開の気軽に立ち寄れるコーヒーショップが増えましたね。(今はカフェと言うのですね)コーヒーの味もよく、メニューも豊富、軽食やケーキやクッキーなども取り揃えられており、駅にも近く待ち合わせなどにもとても便利ですね。
 私はどちらかというと所謂喫茶店が好きなんです。伝統ある喫茶店はコーヒーの味への拘りはもちろん、テープルや椅子(ソファ)、調度品なども凝っていたり、ご主人と常連客との会話が飛び交っていたり、昭和な感じが懐かしく感じられます。初めて就職したころ、神保町の本屋街の当時から有名な喫茶店のいくつかに、先輩が連れて行ってくれました。(当時は煙が凄かった!)それぞれかなり個性的で、軽食のメニューも店ごとに名物がありましたね。カレーやナポリタン、クリームソーダなどもいただけますね!
 先日、神保町の当時から有名なお店に20年ぶりくらいに入ったところ、ほとんど変わっていない雰囲気に浸ることができて、本当に懐かしかったです。軽食メニューも健在でした!
 さて、この頃の私のお気に入りの喫茶店は土日の散歩コースにある小さなお店です。小さいけれども味にはとてもこだわりがあるのを感じます。たいていその日のスペシャルをいただきますが、味の変化を楽しむことができて嬉しいです。またコーヒーカップもお客さんを見て選んでくれます。隣の人はどんなかな?などと興味も湧いてきます。
 私はこの店には夫とも行きますが、一人で行くこともあります。ここで本を読んだり、考え事をしたり、ゆったり過ごすことができるからです。店内は程よい明るさのランプの明かり、木製のテープルや椅子。「いらっしゃいませ!」と大きな声で迎えてくれないのがいいですね。空いている席を見つけて座ると、すっとメニューをもって近づいてくれるのです。全員男性で、白いシャツに黒いズボン、ここにもいいこだわりを感じます。馴れ馴れしくないところが、いいんです。それでいて覚えていてくれる気もしないではないです(?!)。
 コーヒー好きということもありますが、日常と違う空間に身を置くことは大切ですね。植物園、神社仏閣等を散歩し、喫茶店で小休止、こんなお気に入りの場所がいくつかあることに感謝です。身近な小さな楽しみで心と身体をほぐしてます。
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