コラム

楽しく仕事をする

代表取締役 萩原 誠

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。1月6日に4期ぶりに東京も予想外の大雪となり、道路も家々も雪で白く覆われました。雪に弱い東京は大混乱でした。当社でも通勤に支障を来した方も多くいたと思います。
 さて今年も例年通り、1月8日に川崎大師に初詣に行きました。8時頃到着しましたが、まだ境内は閑散としており、オミクロン株の影響もあるのかなと心配しました。お店の人に訊ねると10時頃からはかなり混雑するとのことでした。1年間お世話になったお守りやお札を古札納付所に納めてから、新しいお守りなどを買い、神社にお参りをしました。常日頃からお世話になっているお客様のご発展ご繁栄をお祈り申し上げ、当社の成長と発展を願ってきました。
 特に今年あらためてお願いしたのは、みんなで「楽しく仕事をする」ということです。そのことを考えるに、昨年二刀流で大活躍して世界中の人々に夢と感動を与えてくれた大リーグエンゼルスの大谷翔平選手のテレビのドキュメンタリー番組がありました。その中で、大谷選手はシーズン後半で本塁打王競争の真っただ中にいる中、敬遠等で中々打たせてもらえない状況がありました。さぞかし不満を募らせていると思いきや、「相手の上を行って厳しいボールをホームランにする、その練習をするための良い機会を与えてくれてとても楽しい」と話していました。また、休養日を設ける大谷ルールを取り払ったマドン監督も「大谷選手は二刀流という誰にも真似できないことをやり通して、結果を出している。昔の野球少年がそのまま大人になったように野球を心から楽しんでいる。そのような選手は今の大リーグにもあまりいない」と評されていました。本当に好きな野球を楽しんでいるからこそ、肘の手術後の辛いリハビリも乗り越えられたのだとあらためて思いました。
 もちろん大谷選手とは全く違う環境にいる私たちですが、その精神から学ぶことはたくさんあると感じています。やはり「好きこそものの上手なれ」という諺の通り、好きなことであれば何事も苦労に感じず、困難を乗り越えて目標を達成することが可能となります。私は1月で68歳となりましたが、私自身45年間という長い仕事人生の中でも、いつも仕事の中に小さな楽しみや幸せをたくさん見つけることができました。それが長い間一つの仕事をやり続けてきた原動力になっていると思います。
 新年を迎えて初心に帰り、全社員の方と一緒に「楽しく仕事をする」をモットーに1年間を元気に無事に過ごしたいと思います。

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