コラム
コロナ禍での年末年始の過ごし方
代表取締役 萩原 誠
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
コロナ禍の収束が見えず、2021年1月8日には緊急事態宣言が1都3県に再発出され、東京都内では医療施設も逼迫しており、ますます巣ごもり生活が長くなりそうです。
さて私の年末年始の過ごし方は、まずは経済誌系出版社から刊行される「2021年大予測」関連の雑誌を数冊まとめ買いして、その年の経済や産業、生活などの参考にします。そこから得られる情報はたくさんあり、たとえば巣ごもり生活で外食は控えるけれども焼肉屋さんや寿司屋さんは繁盛しているとのことです。これは家族で楽しみたいけれども、家では簡単にできない料理だからだそうです。
また書籍は巣ごもりで読書需要が喚起され、紙の本が見直されたのもうれしい出来事でした。当社でも年末に向けてさまざまな書籍を手掛けさせて頂き、ベストセラーを賑わせている作品も多い中、特に文芸書を中心にまとめ読みをしました。
東野圭吾さんの「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」はストーリーの展開がとても面白く、シリーズになったら嬉しいと思いました。坂木司さんの「アンと愛情」はほのぼのとした作品で読み進むうちについ和菓子が食べたくなりました。瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」は精神的な悩みを持つ二人がともに前に向かって歩む姿がとても印象的でした。小貫信昭さんの「道標の歌」はMr.Childrenの25年の軌跡を追いかけた作品で、比較するのは失礼ではありますが、私のバンド「飛行船」時代を少し思い出させてくれました。「百田尚樹の日本国憲法」は憲法改正論議が高まる中、改正がなぜ必要かを説得ある論理で述べられていました。現在急速に売り伸ばしている須賀しのぶさんの「革命前夜」は1970年当時の東ドイツに音楽留学した主人公が革命に巻き込まれていくストーリーは圧巻でお勧めの1冊です。その他阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」は木村常務に紹介されて読んだミステリーですが、今まで読んだミステリーとは一味違った展開で、あっという間に読んでしまいました。
さまざまなストーリーの本を読めたおかげで、楽しく充実した年末年始を過ごすことができました。皆さんも自宅生活が中心の今、自分たちが手掛けさせて頂いた作品を1冊でも多くぜひ楽しんで下さい!