コラム

不要不急

クロスメディア部

TVでとある役者さんが「コロナ渦で舞台の仕事がすっかり無くなってしまった。観劇や役者という職業は『不要不急』なのだと思い知らされた」と語っていたのがとても印象に残っています。
仕方のないことだとは言え、自分の仕事が『不要不急』と言われるのは寂しいだろうなと思いました。

全国的にコロナ感染者数が増えてきて『不要不急の外出』を控える呼びかけがまた増えています。
この『不要不急』という言葉はコロナ渦が始まってからよく聞くようになった言葉ですが、今では何か行動しようとするたびに「これは不要不急の外出だろうか?」「このミーティングはオンラインでいいのではないか?」というように、意識にも影響を与える価値観になりました。

また同時に、趣味だったり気分転換だったり文化だったり、生活にうるおいを与えるもの多くがこの『不要不急』の活動から生まれていたのだということも、改めて思うようになりました。
今はまだ難しいかもしれませんが、またこの『不要不急』に囚われすぎない生活が来ることを信じて、乗り切っていきたいです。
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