コラム
経験した事の無い危機を乗り越えよう!
代表取締役 萩原 誠
4月に入り例年ですと入社式や新入社員歓迎会等で盛り上がる時期ですが、今年はコロナウイルス感染の影響で世界が全く違った風景になっています。本社や遠野事業所に入社された新入社員の研修や歓迎会ができなくなり申し訳ない気持ちでいっぱいです。
新型コロナウイルスの傾向として、感染力が強い、重症になると短期間で悪化して死に至る、若者から高齢者に感染して重症化し易いなど、今までにない傾向があります。
今までもバブル崩壊やリーマンショック、東日本大震災など様々な事件や困難に見舞われてきましたが、世界の首都封鎖(ロックダウン)や海外との渡航禁止など今まで経験したことのない状況に遭遇しています。
このような時は冷静に正しい情報を収集し、今できる正しいことを行うことが必要です。またできる限り社内で情報を共有して、出来れば他社にも対応を聞いて自分たちの判断材料にすることも大切です。また何を一番に優先するかも重要です。今回の場合は社員の生命を守ることだと思います。そのためには社員がまず感染しない環境をつくることです。手洗い、うがい、マスクの徹底と体温を必ず自宅で測って報告する。また三つの密(密集、密閉、密接)をできる限り避ける等、朝礼や会議のやり方などを根本的に見直す良い機会と捉えています。また若い方は自分が感染しているのを知らずに、自分のお祖父さんやお祖母さんに感染させてしまうケースもあるとのことで、そうならないためにも夜の盛り場で遅くまで飲まないなど自制を心がけて欲しいと思います。
政府や都の要請で、日々対応が変わります。また志村けんさんなど身近な人が亡くなるにつれて、危機感も高まって来ています。
そして一番大事なのはやはりワンチームの精神です。仕事でも危機の対応でもやはり一番必要となるのは社内の信頼関係です。社内の気持ちが一つになればどんな困難も乗り越えていける、その一番大切なことが今問われている気がします。
ワンチームの精神でかつて経験した事が無い危機を社員全員で乗り越えて行きましょう!