こんにちわ。
岩手県遠野市に駐在して早３年。休日のドライブの疾走感はとても気持ちがいいものです。季節ごとのおすすめツーリングスポットをご紹介します。

【春～森林浴でリフレッシュ～】
　遠野は市街地にも観光地が多くありますが、もし車が使えるなら足を延ばして神社参拝で気持ちを改めるのはいかがでしょうか。おすすめの神社は早池峰神社です。遠野市の上部、附馬牛（つきもうし）町を北上して早池峰（はやちね）山のふもとにあります。自然と渾然一体になった社殿にお参りして日々の雑念から解放され、また明日からがんばろうという気持ちになります。その後附馬牛に戻って西の達曽部（たっそべ）に向かう途中、峠を降りたところの左手に広い駐車場が見えてきます。ここ稲荷穴は岩手の名水20選に選ばれており、湧き水は冷たくておいしいです。途中に気になる蕎麦屋があったのですがお休み中でした…残念。

【夏～太平洋の海を臨む～】
　海を目指して宮古市の浄土ヶ浜に向かいます。カッパ淵のそばの国道340号を北上し立丸峠（たつまるとうげ）を越えて宮古市に入ります。立丸峠は急カーブが連続する厳しい道なので、のんびりドライブしたい場合は釜石方面からまわると良いです。浄土ヶ浜はその風景を眺めるだけでも充分に素晴らしいですが、夏の浄土ヶ浜は海水浴もできるのでおすすめです。ひんやりとする浅瀬にはワカメが群生し、その間を小魚が泳いでいて、見ているだけで気持ちいいいです。帰りは海岸沿いの国道を南下して、ふらっと目に付いたお店で海鮮丼に舌鼓を打つとよいですよ。

【秋～紅葉ドライビング～】
　水沢から国道397号を西に胆沢ダムに向かいます。迫力のある胆沢ダムで大自然と人間の技の融合を感じたら、奥州湖の途中、つぶ沼の手前を南下して祭畤（まつるべ）方面に向かいます。ここの栗駒焼石ほっとラインはゆるやかなカーブと下り坂が続いてとても気持ちが良い道路です。途中紅葉を撮影して停車している車があるので気をつけましょう。まだまだいける、という方は突き当たりの国道342号を西に向かって峠越えです。峠の上は須川高原という、エメラルドグリーンのきれいな強酸性の温泉地があり、登山も楽しめます。登山道の入り口には足湯スポットもあります。おすすめはイワナの塩焼き。丸かじりすると軽く汗をかいた体に染み渡るうまさです。

【冬～ウィンターシーズン到来～】
　冬は路面状況が悪くドライブには厳しい時期です。遠距離の移動は高速道路を使って安全に移動し、冬タイヤといえど夜間の移動は控えたほうがよいです。冬はウィンタースポーツを楽しみましょう。岩手はスキー場が各地にあり、リフト待ちもそれほど無い場所が多いのでおすすめです。遠野からほど近い花巻南温泉郷を進んでいくと鉛温泉スキー場があります。道路のそばにゲレンデがある非常にアクセスのよいスキー場です。第一リフトを降りるとゲレンデの奥から順に勾配が緩くなっていて、少しずつステップアップを試すことが出来ます。スキー場そばには立ち湯で有名な鉛温泉があります。花巻温泉郷はいろいろな温泉があってそれらを巡って楽しめます。大沢温泉では十割蕎麦を味わうことが出来ます。

岩手はメインの国道から外れると、信号少ない、交通量少ない、道けっこう広い、とドライブが楽しくなるお勧めロードが豊富にあります。無性にツーリングしたくなったら岩手遠征をぜひ検討してみてください。安全運転でドライブを楽しみましょう！