コラム
電子書籍、利用していますか?
クロスメディア部
皆様こんにちは。クロスメディア部電子書籍課です。電子書籍課は現在3名で制作をおこなっています。以前より電子書籍も皆様に浸透してきているようで、紙と電子同時リリースのような案件も多くいただいております。
紙の本の質感や手触り、物としての「本」も良いですが、電車の中などでも手軽に読める電子書籍も便利ですよね。紙にも電子にも、どちらもそれぞれの良さがあると思いますので、これからもうまく共存していけたらいいな、と思っております。
先日、部署内で勉強会をおこなった際も、電子書籍を読んだことがあるという人がほとんどでした。ですが、他業界の知人に電子書籍の仕事をしている話をしてもうまく伝わらないこともあり、まだまだ電子書籍になじみがない方も多くいらっしゃいます。
電子書籍は紙の本より少し安いことが多く、期間限定で半額・コミック1巻無料のようなキャンペーンも各ストアで行われていますし、気になったら手元の端末やスマホなどですぐに読めるという魅力があります。Kindle Unlimitedに代表される読み放題サービスも増えてきました。もしまだ試したことのない方がいらっしゃいましたら、年末年始の空いた時間や新幹線などの移動時間にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
また、紙の書籍をWEBや電子書籍で無料公開するようなキャンペーンが増えてきたように思います。
弊社が関わった案件ではないのですが、キングコング西野亮廣さんがWEBで絵本「えんとつ町のプペル」を全文公開したことにはじまり、新潮社は発売前の小説「ルビンの壺が割れた」(宿野かほる)をWEBや電子書籍で2週間限定で無料公開してキャッチコピーを募集していましたし、先日は小学館が「小説X」(蘇部健一)を3週間限定で無料公開し、タイトルを募集していました。講談社の現代新書「健康格差」(NHKスペシャル取材班)もWEBメディア7媒体にわたり全文公開されています。
全文公開してしまって大丈夫?紙の本が売れなくなるのでは?というような心配もありますが、キャンペーンで話題になることにより、読んでみようと興味を持つ人が増えますし、読んだ人がSNSなどで紹介したり、内容を気に入った人が紙の本も購入するなどと、相乗効果で紙の本も売れているようです。
今後もこのようなキャンペーンが続くのかどうかはわかりませんが、新しい試みで本に触れる人が増えるのは、出版社様にとっても私達にとっても大変嬉しいことです。
弊社でも紙と電子の同時配信だけでなく、電子書籍のみの制作や、WEBでのキャンペーンページ制作などもおこなっておりますので、何かありましたらぜひご相談ください。