コラム
遠野事業所開設5年目になりました
代表取締役 萩原 誠
春の息吹が感じられる今日この頃、東京は3月21日に桜の開花となりました。このコラムが届く頃には満開の桜が見られそうです。
さて、遠野事業所も開設5年目を迎えました。時の経つのは早いものだとあらためて実感しています。遠野事業所の設立に向けて本格的に動き始めたのは、2012年の11月でした。当初は秋田県の鹿角市を想定しておりましたが、本田市長を始め、遠野市役所の皆さんのご協力の元、遠野市に決めさせて頂きました。飛行船の時代に「遠野物語」がヒットし、地元の皆さんにお世話になったお礼の気持ちも根底にありました。その年の12月には学校回りに奔走しました。2013年の4月には開設しなければいけないのに、肝心の所員が一人も集まっていませんでした。市役所の方と近隣の学校を丁寧に1校1校訪問する中で、就職担当の先生にお願いし、何とか生徒さんを紹介して頂きました。一方事業所の開設準備は当時の佐久間部長にお願いしました。短かい期間の突貫工事で大変だったと思います。4月1日の開所式には関係者をお招きしてテープカットを行った時は感無量でした。ここから新たな萩原印刷の歴史が始まると実感しました。岩手テレビの取材も来て、関係者や地元の方にも新しい事業所を見学して頂き、翌2日は飛行船のメンバーも揃ってコンサートを開かせて頂きました。
2014年には本社・戸田工場全員で遠野に訪問ツアーを行い、カッパ淵や遠野ふるさと村を観光して、とても素敵な思い出となりました。みんなで食べたジンギスカンもとても美味しかったです。当初1階だけだったスペースも今では全館使用し、事業所も15名体制となりました。2015年には、事業所の側面を利用し、作成した書籍のギャラリーも開設しました。冬は雪景色を眺めながら新幹線で訪問し、夏は事業所の皆さんと花火大会に行ったりと、たった4年間ですが思い出はたくさんあり尽きることはありません。全ては人と人とのご縁のありがたさと、多くの方に支えられご協力頂いた賜物と感謝しております。
これからも萩原印刷と遠野事業所の「遠野物語」は当社の発展と共に歌い継がれて行くことを心から願っております。