コラム
夏の栄養補給
営業部
夏本格化、といった気候が続く中、皆様夏バテせずにお過ごしでしょうか?
山や海でのアウトドアも素敵ですが、室内でテレビや本で涼むのも夏の一つの楽しみ方ですよね。
巷でも評判の今回の朝ドラ『とと姉ちゃん』、私も魅了されている一人なのですが、
日々の仕事や生活への接し方などを考えされられる作品でもあります。
元気がない時、疲れた時に文字に元気づけられることはありますよね。
主人行はご存知の通り、雑誌『暮しの手帖』を作った大橋鎭子さんがモデルとなっています。
彼女はドラマの中で、当たり前に過ごせることの大切さを胸に成長していきますが、その中でもこんなエピソードが印象的でした。
戦時中には、苦しい世の中だからこそ笑顔が必要だと、
主人公常子はユーモアを取り入れた特集を、
当時働いていた出版社の雑誌で組みますが、不謹慎という理由で国からご法度とされ、
その特集記事を削除すれば販売することを許されます。
今の日本では当たり前に許されている、楽しむ、笑う、ということが
当時は公に許されてはいなかった、という事実に悲しくなりますが、
やはり日々の暮らしの中でつらいことがあっても、
くだらない事を考えたり笑ったりすることで、何よりも力になるよなぁと改めて思ったのでした。
私はと言いますと、
去年刊行された星野源さん、細野晴臣さんの対談を1冊にまとめた本
『地平線の相談』に日々の小さな楽しさを思い出させてもらいました。
当社で印刷させていただいた作品ですが、まさにユーモアたっぷりな、
それでいて良い意味でのくだらないトークもぎゅっと盛り込まれた1冊です。
星野さんが細野さんに相談した連載をまとめた内容なのですが、
例えば「洗面台を汚してしまうのですがどうしたらいいですか?」など、
一見くだらないと思われることから様々な話につながっていき、
日常でのあるあるネタに共感、もしくは発見が生まれる本でした。
くだらない、を大切に、暑いこの夏、くすっと笑えるものに触れて元気に乗り切りたいものです。
栄養補給して頑張りましょう!
日常に笑いを、ユーモアって大事ですね!