コラム
萩原印刷と遠野物語
代表取締役 萩原 誠
今回のコラムは、冊子「萩原印刷の遠野物語」に関してお伝えします。
昨年の11月頃、新規事業室の佐藤室長より、自費出版の森で「萩原印刷の遠野物語」を企画したいと話がありました。遠野事業所のPRにもなり、遠野の街もご紹介でき、かつ当社の資料にもなると思い作成を即決しました。寄稿文を書いて頂くに当たり、いろいろな人にお願いしようと選定に迷いましたが、お世話になった方々の顔を思い浮かべて決めさせて頂きました。お願いした方から寄稿文を頂いたときは、とてもうれしかったです。何より皆さんの文章の上手さに驚かされました。本田市長は当社を誘致頂くまでのご苦労話にも触れられ、ご心労をおかけしたと反省しました。あんべ光俊さんの文章は、大学入学時の出会いから、飛行船の結成と練習風景、メジャーデビューそして解散と、青春時代が甦ったような思いを感じるくらい、切々と心に訴えてきました。思わず涙がこぼれてしまいました。
遠野市の鈴木惣喜部長の寄稿文は、事業所開設の下見に初めて遠野市役所を訪問して、しょうよう歌(飛行船デビュー曲/萩原誠作詞)で出迎えて頂いたことを思い出しました。惣喜部長と菊池正課長と私の三人で新卒者募集のため岩手県の短大、専門学校、高校を一校ずつ訪問したのが昨日のことのようです。株式会社ぴーぷるの山﨑社長には遠野と私を結ぶありがたいご縁を頂き、人生の不思議さを感じました。盛岡情報ビジネス専門学校の竹村先生の寄稿文は、岩手の若い就職希望者のためにも、遠野に事業所を作った意義はとても大きいとあらためて確認することができました。まつだ松林堂の女将松田和子様の文章には感動しました。銘菓「元祖明がらす」がJALのファーストクラスの機内食のデザートにも選ばれた、140年の歴史と伝統のある和菓子屋さんです。柳田國男の『遠野物語』と共に家業を発展されてきた歴史を感じることができました。以上のようにそれぞれの方の思いとご厚意でこの本を作ることができました。
またこの本はQRコードから、映像や音楽を見たり聞いたりできる「スマホ対応本」になっています。
インターネットの発達や情報技術の進化で、我々印刷会社も地方に拠点を構えられる時代になりました。東京生まれ東京育ちの幹部が多い当社で、地方に事業所を持つことができるのは素晴らしいことです。月に一度は社員研修のために来遠する私ですが、最近は遠野の町に行くこと、そして若い社員との交流がが自分のモチベーションを高めてくれます。遠野の地で、日本の出版文化を全国津々浦々に、そして世界に向けて発信できるのも遠い日ではありません。
私の飛行船時代の「遠野物語」はエンディングを迎えたと感じていましたが、遠野事業所を開設したことでまたあらたにイントロ(前奏部)に戻ることになりました。萩原印刷の新しい「遠野物語」は、遠野事業所の社員を始め、本社と戸田工場の仲間とともに新たな演奏を奏でて行きたいと思います。ぜひ「萩原印刷の遠野物語」読んで頂ければと思います。
昨年の11月頃、新規事業室の佐藤室長より、自費出版の森で「萩原印刷の遠野物語」を企画したいと話がありました。遠野事業所のPRにもなり、遠野の街もご紹介でき、かつ当社の資料にもなると思い作成を即決しました。寄稿文を書いて頂くに当たり、いろいろな人にお願いしようと選定に迷いましたが、お世話になった方々の顔を思い浮かべて決めさせて頂きました。お願いした方から寄稿文を頂いたときは、とてもうれしかったです。何より皆さんの文章の上手さに驚かされました。本田市長は当社を誘致頂くまでのご苦労話にも触れられ、ご心労をおかけしたと反省しました。あんべ光俊さんの文章は、大学入学時の出会いから、飛行船の結成と練習風景、メジャーデビューそして解散と、青春時代が甦ったような思いを感じるくらい、切々と心に訴えてきました。思わず涙がこぼれてしまいました。
遠野市の鈴木惣喜部長の寄稿文は、事業所開設の下見に初めて遠野市役所を訪問して、しょうよう歌(飛行船デビュー曲/萩原誠作詞)で出迎えて頂いたことを思い出しました。惣喜部長と菊池正課長と私の三人で新卒者募集のため岩手県の短大、専門学校、高校を一校ずつ訪問したのが昨日のことのようです。株式会社ぴーぷるの山﨑社長には遠野と私を結ぶありがたいご縁を頂き、人生の不思議さを感じました。盛岡情報ビジネス専門学校の竹村先生の寄稿文は、岩手の若い就職希望者のためにも、遠野に事業所を作った意義はとても大きいとあらためて確認することができました。まつだ松林堂の女将松田和子様の文章には感動しました。銘菓「元祖明がらす」がJALのファーストクラスの機内食のデザートにも選ばれた、140年の歴史と伝統のある和菓子屋さんです。柳田國男の『遠野物語』と共に家業を発展されてきた歴史を感じることができました。以上のようにそれぞれの方の思いとご厚意でこの本を作ることができました。
またこの本はQRコードから、映像や音楽を見たり聞いたりできる「スマホ対応本」になっています。
インターネットの発達や情報技術の進化で、我々印刷会社も地方に拠点を構えられる時代になりました。東京生まれ東京育ちの幹部が多い当社で、地方に事業所を持つことができるのは素晴らしいことです。月に一度は社員研修のために来遠する私ですが、最近は遠野の町に行くこと、そして若い社員との交流がが自分のモチベーションを高めてくれます。遠野の地で、日本の出版文化を全国津々浦々に、そして世界に向けて発信できるのも遠い日ではありません。
私の飛行船時代の「遠野物語」はエンディングを迎えたと感じていましたが、遠野事業所を開設したことでまたあらたにイントロ(前奏部)に戻ることになりました。萩原印刷の新しい「遠野物語」は、遠野事業所の社員を始め、本社と戸田工場の仲間とともに新たな演奏を奏でて行きたいと思います。ぜひ「萩原印刷の遠野物語」読んで頂ければと思います。