コラム
ボクの夏やすみ
製造部
九月になりました。そろそろ暑かった夏も過ぎようとしています。そんな今年の夏、皆さんはどのようにお過ごしだったでしょう。
世間的にはお盆時期を中心に夏休みを取ることが多いなか、萩原印刷では全社的な夏休みは特に設けず、七月から九月上旬までの間に社員各自が選択できる方法を取っています。製造業の当社では、夏の間も機械を止める事なくお客様のニーズに応えようとのことと思われます。各セクションで同僚とスケジュールを調整し、助け合いながらそれぞれの夏を楽しみます。そしてお互いにリフレッシュしてまた業務に戻ります。もちろん今年の夏も…。
今年の夏の私のリフレッシュ、
“大好きな富士山を眺めながら、ぼぉ~と一日を過ごす”
ここ数年の行動パターンは同じですが、例年通りの夏休みを八月の上旬に取らせてもらいました。
が、問題が一つ。
「夏の富士山はシャイだから…」
数年前の山中湖のボート乗り場のお兄さんの一言です。
標高と気温の関係で、暑い時期の富士山はなかなかその全貌を現してはくれません。天気が良くても霞んでいたり、雲が掛かっていたり…。
二泊三日の今回、まず陣取ったのは富士宮市にある田貫湖の湖畔でした。
晴天の初日は御多分に洩れずで空は晴れ渡るも富士山はかくれんぼでした。日中はダラダラと過ごし、翌朝を期待して床に就きました。
二日目の朝、日の出は午前四時半頃。湖畔に陣取っていた私はお気に入りのスポットまで散歩です。
お見事!日の出直後の富士山です。風もあまり無く、湖面には逆さ富士。
これを見たさに田貫湖に来たようなものですから。
私の根城からはこんな感じです。
で、いつもなら同じ所で三日間を過ごすのですが、今年は趣向を変えてまた別の場所から違う富士山を眺めようと考えていました。
午前中には撤収し、お昼頃に辿り着いたのは富士市にある野田山健康緑地公園。
到着時は晴れていたものの、暫くすると…、
辺り一面の霧…。五メートル先から視界ゼロ状態が日暮れまで変わらず…。
その後はこれでもかというような土砂降りと鳴りやまぬ雷。
外には出られない一夜でした。
静かになったのは日付も変わるころでした。それでは、と外に出てみるとそこには野田山名物の富士市の夜景。駿河湾に面した富士市、函館や長崎にも負けず劣らずの絶景が目の前に広がっていました。ちなみに写真は有りません。なんせiPhoneフルオート限定フォトグラファーの私ですから。
で、最後の朝を迎えました。前日と同じ日の出頃、小鳥たちが囀り始めた他は物音はしません。ガバっと起きて外に出てみました。
前日とはまたひと味違った富士山。来てよかったと実感した最後の朝でした。
来年の夏休みはどこから富士山を眺めようかなあ。噂に聞くあそこからにしようかなあ、それとも久しぶりにあそこからにしようかなあ…。
製造部 K・T