コラム
遠野研修
製造部
こんにちは。製造部品質保証課 野澤です。
品質保証課と呼ばれる私たちは、ほかの会社でいう工務と品質管理を合わせた役割を担い、社内社外さまざまな部署の橋渡しをする縁の下の力持ち的な部署です。
今回は、以前このコラムで紹介された岩手の遠野事業所へ、本社・戸田工場の従業員が事業所の見学も兼ねた研修?に行ってきました。その様子を紹介したいと思います。
6/20正午過ぎに都内を出発し、16時位に東北新幹線の新花巻駅に到着。
乗り換えの釜石線のホーム周辺には、はやくも心和ませる風景が広がっています。
ディーゼルの音とともに1時間ほど揺られながら遠野駅に到着。
途中の駅は無人駅ばかりでしたが、遠野駅は立派な駅舎でした。しかしながら、金曜の夕方17時過ぎにもかかわらず、ほとんど人気のない駅前の目抜き通りを50人以上の集団がぞろぞろ歩いて移動する様はちょっと奇異に感じました。
事業所の見学を終えてから、宿泊先のあえりあ遠野にチェックインをし終えたのち、遠野市役所の産業振興部長様より遠野市の概要やまちづくり、大震災後の後方支援、企業誘致など、様々な説明を頂きました。
そのあと、個人的に興味のあった語り部の貞子さんから、民話を数話聴かせていただきました。はじめの二話くらいまでは何を語ってくださっているか、さっぱりわかりませんでしたが、耳が慣れてくるとだんだん理解できるようになってくるのは不思議なものですね。
貞子さんの語りのあとは、お待ちかねの夕食。遠野の名物、ジンギスカンを頂きました。遠野市は個人の羊肉の消費量は日本一だそうです。夕食会場には、本田市長もおいで下さり、楽しいひと時を過ごすことができました。夕食後の二次会でも大いに盛り上がり、一日目は終了です。
二日目は、朝食を済ませてホテルをチェックアウトし、観光モードに突入!
伝承園を見学ののち、徒歩で常堅寺からカッパ淵を散策し、遠野ふるさと村で昔ながらの茅葺き屋根の曲がり屋を見て回りました。厳冬期には-20℃近くに冷え込むそうですが、断熱材などもない、こういった家屋に住んできたことで東北の方の粘り強い気質がうまれてきたんだなぁと感じ入りました。ちなみに、ふるさと村での昼食時に頂いたどぶろくで帰りの旅程は、ほぼ寝て帰ることになってしまいました。
初日、二日目ともに半日ほどの短い時間の中での研修でしたが、具沢山で中身の濃いものとなりました。
この研修をコーディネートしてくださった遠野市役所の皆様、本当にありがとうございました。四季折々の遠野を見に来てくださいとのお話がありましたが、遠野の皆様にも少しでも貢献できるよう精一杯頑張り、今度は社員全員でまた別な季節に伺わせていただきたいと思います。