コラム
遠野便り「遠野事業所とSL銀河」
製造部
岩手県の遠野市に、萩原印刷のDTP組版業務を行う事業所があります。
2013年4月に開所して、現地採用の社員が日々DTP制作業務を行っています。
本社からも社員が二人駐在して事業所を切り盛りしています。
事業所の建物は昔話の語り部会場に使用されていたものを引き継いでおり、遠野駅から南へ歩いて5分程度の場所にあり、市内では最も大きな街の中心に位置しますが、東京のそれとは比較にはならないくらい静かで、とても落ち着いた環境で仕事をしています。
遠野駅は釜石線の中間くらいに位置する駅で、電車は日に上下合わせても二十数本程度しか来ません。
山の中を走って来る釜石線は、自動改札どころか駅員もいないような駅の多いローカル線ですが、山々の間を走り抜ける車窓からの景色はずっと見ていても飽きません。
雪の季節は、一面真っ白の景色が広がり、眩しいくらいです。
そんな釜石線にこの春からSLが復活しました。
SL銀河と名付けられた列車は「C58 239」を復元したもので、花巻と釜石の間を臨時列車 として土日を中心に年間80日程度運行する予定です。
客車は4両編成(通常の列車は1~2両程度)で、車内には東北ゆかりの品や宮沢賢治ギャラリーの展示や小型プラネタリウムなど、楽しめる車内空間作りがされているそうです。
40代の私は蒸気機関車の世代ではありませんが、試運転のSLの警笛の音が会社で聞こえたときは不思議ととても懐かしい感じがしました。
きっと子供のころずっと見ていたアニメ「銀河鉄道999」の思い出なんでしょうね。
少し落ち着いたら乗りに行こうと思っています。
これを読んでいる皆さまも、遠野へ来る際は、ぜひ、新花巻までは新幹線、新花巻から遠野までは蒸気機関車という、ぜいたくな列車の旅をお楽しみください!!